２０２５年も残り１ヵ月。
モノやサービスの値上げが私たちの生活を苦しめるようになって久しいですが、２０２６年も物価高は続くと予想されています。
２０２５年の値上げラッシュに続き、２０２６年の値上げの予測とそれに備えてできる対策を考えてみましょう。

（１）食品
　○食パン・小麦製品・・・輸入小麦の価格上昇と円安の影響。給食や外食にも影響。
　○牛乳・乳製品・・・飼料代が高騰し、酪農家も減少。供給が不安定に。
　○卵・・・飼料高と鳥インフルエンザの影響で価格が高止まり状態。
　○食用油・・・原料の大豆・菜種の価格が上昇。家庭用・業務用ともに影響。
　○冷凍食品・・・原材料費と電気代の上昇で、製造コストが増加。
　○インスタントラーメン・・・小麦、油、包装資材の値上がりが直撃。



（２）ガソリン・経由
　原油価格の変動と円安の影響。通勤・物流コストに直結。

（３）電気料金
　燃料費調整制度や再エネ賦課金の見直しで上昇傾向。

（４）ガス料金
　ＬＮＧ価格の高騰と輸送コストの増加で家計負担が増える可能性。

（５）水道料金［自治体による］
　老朽化した設備の更新費用が反映される。

（６）紙製品［ティッシュペーパー・トイレットペーパー］
　パルプ価格と輸送費の上昇。まとめ買いが進み、品薄傾向も。

（７）洗剤・柔軟剤
　化学原料と容器コストの上昇。

（８）衣料品［特に輸入ブランド］
　為替の影響と海外生産コストの上昇。

（９）家電製品[冷蔵庫・洗濯機など]
　半導体価格の高騰と物流費の上昇。買換えのタイミングに注意。

（１０）宅配便・郵便料金
　人件費と燃料費の上昇により、運送業界全体が値上げ傾向。

①今本当に必要か、を考える
値上げ前のまとめ買いは一見お得に見えますが、使いきれずにムダになることも多々あります。ストックは消費ペースを意識して計画的にしましょう。

②固定費を見直し
電気、ガスなどの固定費は、プラン変更・乗り換え・節電グッズ活用で節約が可能な場合も。
契約内容は１年に１回は見直ししてみましょう。


③「守る」から「育てる」視点も
　物価が上がる時代はお金の価値が下がる時代です。
　積み立て投資などを活用し、こつこつ「お金を育てる」視点も取り入れてみませんか。