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HOME > 今月のひとくちメモ > 2025.6月号 
今月のひとくちメモ
水・環境・省エネに関するくらしにちょっとお得なヒントをお届けして参ります。
■□6月8日は世界海洋デー
 海(イメージ画像 - 海をめぐる問題を考えよう

6月8日は「世界海洋デー」です。
地球上の面積の約7割を占める海。
多くの生き物が暮らす海は現在さまざまな課題を抱えています。
今回は、海洋環境が抱える問題や私たちが海のためにできることなどを紹介して参ります。

 ■6月8日は「世界海洋デー」

地球上の面積の約7割を占める海には、海洋資源や生態系などが存在し、私たちはその恩恵を受けて暮らしています。しかし、近年は、気候変動や違法・過剰な漁業などによって、海洋のバランスが崩れつつあります。そんな海洋環境や生態系を守るために国際連合が定めたものの1つが「世界海洋デー」です。

「世界海洋デー(World Ocean Day)」とは、海と人とのつながりや、海の大切さ、海を守る方法などについて考える日のことです。

主に、
・人間の行動が海にもたらす影響について考える
・海洋保護のための国際的な市民運動の促進
・海洋の持続可能な管理プロジェクトを進めるために世界中の人々が団結する

などを目的に制定されました。
世界海洋デーは国連によって年ごとにテーマが設定されており、世界各国でイベントが開催されます。

<歴史>
世界海洋デーは1992年にリオデジャネイロで行われた地球サミットにて、カナダが「世界海洋デー」の構想を提案したことがきっかけとなり始まりました。その後、2002年にはオーシャンプロジェクトが各国のパートナーと協力し、世界海洋デーの世界的な推進と調整を開始しています。

2003年には、世界海洋デーに関するイベント主催者を支援するWEBサイト「World Ocean Day」も開設されました。そして、2008年12月に開催された国連総会にて、「2009年から、6月8日を世界海洋デーにすること」が正式に決定しました。


 ■なぜ世界海洋デーが必要なのか

世界海洋デーが必要な理由として、以下の問題が挙げられます。

(1)海洋プラスチックごみ問題
近年問題になっている海洋ごみ。その中でも最も多いのが「プラスチックごみ」であり、全体の65.8%を占めています。毎年、約800万トン(ジャンボジェット機5つ分)ものプラスチックごみが海に流出しているのです。そしてプラスチックは消失しにくい素材のため、物によっては400年以上も海中を漂うこともあると言われています。

また、海洋生物たちへの影響も大きく、魚類や海鳥、ウミガメ、海洋哺乳類などが被害に遭っています。これ以上の被害を増やさないためにも、プラスチックごみ削減に取り組まなければなりません。

海洋プラスチックごみ(画像)

(2)海洋酸性化
海洋酸性化は、本来弱アルカリ性である海水が酸性になる、または酸性に近づくことです。
これにより、
○地球温暖化が加速する可能性
○海洋生物の成長を阻害
○漁業における予測が立てにくくなる
などの問題が懸念されています。

(3)増加する水産物需要の裏で起きている乱獲やIUU漁業
近年、水産物の需要は世界的に高まっており、1人当たりの魚介類の消費量は、過去半世紀で約2倍に増加しています。国連も、2040年の世界人口が90億人になると予測しており、世界の水産物需要はますます増加していくでしょう。しかし、世界の水産資源は満限利用状態が53%、過剰利用または枯渇状態が32%と、あまり良い状況とは言えません。(*1)
(*1)出典:水産庁「私たちの水産資源」

過剰利用や枯渇状態の原因の1つとして乱獲やIUU漁業(※)が挙げられます。
このまま、海洋環境や生態系に配慮せずに獲り続けると、海洋生態系のバランスが崩れ、水産資源の減少に拍車をかけてしまうでしょう。
(※)IUU漁業・・・違法・無報告・無規制で行われる漁業のこと

これらの問題が発生しているため、その現状を知り、「どのような対策がとられているか」「私たち個人にもできることはないのか」と調べ、行動に移すために世界海洋デーは必要なのです。


 ■世界海洋デーのテーマ

先述した通り、世界海洋デーは年ごとにテーマが設定されています。
例えば、2009年初めて開催された世界海洋デーのテーマは、
「Our oceans,our responsibility(私たちの海洋、私たちの責任)」でした。
そして、2025年のテーマは、
「Awaken New Depths(新たな深みを目覚めさせよう)」です。
海の悲惨な状況は明らかですが、海洋環境の改善への機運を高めるためにも海への理解や思いやり、協力などをより深め、探求していこうという思いが込められています。


 ■世界海洋デーに私たちができること

○まずは、海洋環境や生態系の現状を知ろう
まずは、世界や日本の海の現状、どのような問題が起きているのかなどを調べてみましょう。
「海洋環境を改善したいから、ゴミ拾いをする」「持続可能な方法で獲られた水産物を購入したいから、認証マークのついた製品を選ぼう」など、自身が行うアクションにどのような効果があるのか理解したうえで行動できるようになれば、継続にもつながります。

○プラスチック製品の使用を控える
プラスチック製品の使用を控え、ごみを生み出さないようにする
・外出先でペットボトルの飲み物を購入するのではなく、マイボトルを持ち歩く
・レジ袋やプラスチックカトラリーを受け取らない
・過剰包装ではない製品を選択する
・使い捨てのビニール傘の使用を控える
・プラスチック製品を購入する前に、代替できないか考える
・使用した場合は決まられた場所に捨てる(放置したりポイ捨てはしない)
などが挙げられます。

○魚介類を購入する際は認証マークがついたものを選ぶ
海洋環境や生態系に配慮し、持続可能な方法で獲られた水産物には「MSC認証マーク」が、養殖された水産物には「ASC認証マーク」が付いています。
私たちが認証マークのすいた水産物や加工品を選ぶことによって、持続可能な海洋環境や水産資源の保全につながります。
最近は、自社製品にMSCまたはASC認証の水産物を活用している企業も多く、
・マクドナルド ・イオントップバリュ ・IKEA ・セブン-イレブン ・co-op 
・マルハニチログループ ・ニッスイグループ
などが取り扱っています。

○街中や浜辺のご拾いに参加する
「海洋ごみ」を削減するために、ごみ拾いを個人で行ったり、イベントに参加したりしましょう。海洋ゴミの8割は街からきていると言われている為、街中のごみ拾いも海洋環境や生態系の保全につながります。
また、最近は「スポGOMI」や「清掃中」など、ゲーム感覚で楽しくごみ拾いを行うイベントも増えています。世界海洋デーに合わせて開催するごみ拾いイベントも多いため、家族や友人を誘って参加してみましょう。
ごみ拾い(画像)

(出典:SpaceshipEarth)




1人ひとりが現状や課題を把握し、無理のない範囲で取り組んでみましょう。
日本でも世界海洋デーの日は、さまざまな場所でイベントが開催されています。多くの人が海に関心を持ち、行動に移したりするきっかけになればと思います。



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