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HOME > 今月のひとくちメモ > 2018.12月号 
今月のひとくちメモ
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■□□急がれる脱プラ対応
 プラごみ(画像)  >> 広がる「脱プラスチック」の動き

海洋汚染への意識の高まりからストローなどプラスチック製品の使用を止める動きが広まりつつあります。プラごみは海洋の生態系破壊につながると危惧されており、世界的に「脱プラスチック」の動きが広がるとみて対応が急がれます。


■世界の動き

EUは、2030年までにすべてのプラスチック包装をリサイクルし、使い捨てプラスチックを削減すると発表しました。コカ・コーラ、ユニリーバ、ウォルマートなどのグローバル企業11社も、2025年までのパッケージ・リサイクル100%を宣言するなど、世界はプラスチックフリーへと転換のときを迎えています。

■マイクロプラスチックとは

石油から作られるプラスチック。プラスチックは、年間3億トンが生産され、石油産出量の8%を占めています。そのうちの半分が容器包装に使用されているそうです。

プラスチックは軽いので遠くまで運ばれ、かつ自然分解されずに半永久的に残るという特徴があります。そのため使用済みプラスチックは、ポイ捨てや、ゴミ処理施設へ輸送される過程で環境中に出てしまったあと、雨で流され最終的に海にながれつきます。そして、物との接触や紫外線の影響で劣化し、5ミリ以下のまいくろプラスチックとなります。


■なぜプラスチックが問題なのか

【化学的被害】
海水には、低濃度ではありますが汚染物質が含まれています。汚染物質とは、かつて工業用途として使われていた農薬や潤滑油などのことです。今は禁止されていても、過去使われていたものが海の中には残っています。

汚染物質は油と親和性があり、そのため、石油からできているプラスチックは海を漂う間に汚染物質を吸収しやすく、意図せず汚染物質を運んでいることになります。
これらは目には見えませんんが、確実に環境に悪影響を与えます。

【物理的被害】
海の中の魚が、マイクロプラスチックを食べてしまう問題もあります。東京湾で釣った64匹のイワシのうち、80%にあたる44匹のイワシの体内からマイクロプラスチックが出てきたという調査結果もあります。

油との親和性も高い汚染物質が、生物の脂肪に移り、体内に蓄積してしまうのです。その生物の体にとってももちろん良くないのですが、それを私たち人間が食べていることを忘れてはいけません。



■リサイクルは、本当に持続可能なのか

ゴミのキーワードとしてよく聞く、3R。
リデュース(量を減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(資源として再利用する)。

この3つのRにも優先順位があります。
まず、ゴミを出さない・削減、再使用、最後にリサイクルの順で考えた方が環境への負荷は低くなります。

なぜ、リサイクルの優先順位が低いのでしょうか。それは、プラスチックを再利用するための焼却炉の建設には100億円、稼働には年間2億円かかり、施設の寿命は30年程度と言われているからです。30年経過したら、100億円かけてまた新しいものを作らなければならない。そして古い焼却炉には高濃度のダイオキシンや貴金属が含まれるので、解体にはさらに膨大な費用がかかります。
リサイクルが決して悪いわけではありませんが、一度立ち止まって、リサイクルにかかるエネルギーとコストについて考えてみることも大切です。

捨てられたペットボトル(画像)



■世界のプラスチック問題への取り組み

2025年にはプラスチックが2015年と比較して10倍になると予測されています。そんななか、国や企業はさまざまな取り組みをはじめています。

プラスチックの使い捨てやプラスチックバックを規制しているか規制を決めた国には、EUをはじめ、チリ、バングラデシュ、ケニア、エチオピア、台湾などがあります。オーストラリア、アメリカ、デンマーク、インドなどでは、一部の州や島でプラスチックの使用が規制されています。

(各国の取り組みの一例)
※イギリス
英国王室もプラスチックの使用を禁止するなど、イギリスの多くの団体が先駆的にプラスチック問題に取り組んでいます。
※オランダ
自転車王国であるオランダでは、世界初となる「プラスチックフリー」のスーパーができるなど、世界が注目する動きが見られます。
※フランス
スーパーでの食料廃棄を法律で禁止するなど、環境分野において国家レベルで先駆的なアクションを取るフランス。2020年から「プラスチック製使い捨て容器や食器を禁止する法律」を施行することが決まっています。



■脱プラスチックを考える

私たちの生活の中で日々、必ず目にするプラスチック。ペットボトルからお菓子の包装、レジ袋や食材のパック、ビニール傘や洋服にいたるまで、あらゆるものがプラスチックでできています。しかし、ストローであれば数秒、パンの袋であれば数分使われるだけのために、多くの資源やエネルギーが犠牲になっているのです。

これだけプラスチックに囲まれた生活をする中で、プラスチックがない世界なんて考えられないかもしれません。しかし、そうではない、と考えてみて行動してみてはどでしょうか。上記の世界の例にあるとおり、プラスチックを使わない、又は減らす方法があると思います。
プラスチックを減らすことは自然環境のためだけでなく、私たち自身の健康のためでもあります。私たち消費者の考え方、行動で変わってくるのです。マイバックを使う、マイボトルを持ち歩くなど、小さな行動なしには問題は変えられないということを忘れてはいけません。


(※内容は一部「アイデアマガジン」」より抜粋)




脱プラをめぐっては、国内外の外食産業や食品会社などが相次いで、使い捨てストローやレジ袋、カップ麺の容器などでプラスチックの使用中止を打ち出しています。私たち消費者が「便利さ」と「環境・健康」とのどちらを選ぶかで変わっていく、ということを改めて考えたいと思います。




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