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■□□ブルーカーボンとは
 藻場(イメージ画像) >> ブルーカーボンとグリーンカーボンの違い

地球温暖化防止のための新しい二酸化炭素吸収方法として注目されている、ブルーカーボン。ブルーカーボンとは何か知らない方もおられるかもしれません。今回はブルーカーボンとは何か、グリーンカーボンとの違いなどについて調べてみましょう。

■ブルーカーボンとは

ブルーカーボンとは、2009年に国連環境計画(UNEP)によって命名された「藻場・浅場等の海洋生態系に取り込まれた炭素」のことです。ブルーカーボンを取り組む海洋生態系には海草藻場・海藻藻場・塩性湿地、干潟・マングローブ林があり、これらは「ブルーカーボン生態系」と呼ばれます。

【ブルーカーボンの仕組み】
地球上で排出された二酸化炭素は、一部は陸に、一部は海洋に循環します。二酸化炭素は海中で、生態系に光合成され有機炭素(ブルーカーボン)として貯められます。

注目すべきは、海洋の植物の方が陸の植物より、排出された大気中の二酸化炭素を吸収する割合が高いことです。海洋の生態系の二酸化炭素吸収率は約30%で、陸の生態系の二酸化炭素吸収率は約12%です。

二酸化炭素を吸収し、貯める海洋生物は、全海洋面積の0.2%ほどしかない沿岸域に集中して住んでいます。海洋面積は地球上の70.6%を占めますが、それを考慮しても陸上の生物よりも二酸化炭素吸収量は多いことが伺えます。

 
■ブルーカーボン生態系の種類

ブルーカーボン生態系の種類は、主に4種類です。代表的な生態系は以下の通りです。

1.海草(うみくさ)藻場:アマモ、スガモ等
・海草や、その葉に付着する微細な藻類は、光合成でCO2を吸収して成長する。
・海草の藻場の海底では、「ブルーカーボン」としての巨大な炭素貯留庫となる。
・瀬戸内海の海底の調査では、3千年前の層からもアマモ由来の炭素が見つかった。

2.海藻(うみも)藻場:コンブ、ワカメ等
・海藻は、ちぎれると海面を漂う「流れ藻」となる。
・根から栄養をとらない海藻は、ちぎれてもすぐには枯れず、一部は寿命を終えて深い海に沈み堆積する。
・深海の海底に貯留された海藻由来の炭素も「ブルーカーボン」。

3.塩性湿地・干潟
・湿地・干潟には、ヨシなどが繁り、光合成によってCO2を吸収する。
・海水中や地表の微細な藻類を基盤に、食物連鎖でつながる多様な生き物が生息し、それらの遺骸は海底に溜まり、「ブルーカーボン」として炭素を貯留。

4.マングローブ林
・マングローブ林は、成長とともに樹木に炭素を貯留する上、海底の泥の中には、枯れた枝や根が堆積し、炭素を貯留。
・日本では、鹿児島県と沖縄県の沿岸に分布。

マングローブ(画像)


■グリーンカーボンとの違い

グリーンカーボンとの違いは、吸収される場所です。
陸上で、森林などに光合成が目的で吸収される炭素がグリーンカーボン、海洋で、藻場などに光合成が目的で吸収される炭素がブルーカーボンです。

・ブルーカーボン生態系は沿岸の浅瀬にある藻場などに分布し、グリーンカーボン生態系は陸上の森林に分布しています。分布面積はブルーカーボンの方が小さく、グリーンカーボンの約1〜10%です。
・ブルーカーボンは浅海底の泥、グリーンカーボンは陸上の土壌に貯留されます。
・大気中のCO2吸収能力はブルーカーボンの方が大きく、グリーンカーボンの約3倍にあたります。
・貯留期間はブルーカーボンの方が長く、数千年、グリーンカーボンは数十年〜数百年です。
・酸素の供給量は、グリーンカーボン生態系が全体の約1/3、残り2/3の大部分は海洋の植物プランクトンによるものです。
・ブルーカーボン生態系の消失速度はグリーンカーボン生態系の約2倍にあたります。
・ブルーカーボンについては研究や情報の蓄積、クレジット化の取り組みがグリーンカーボンより遅れています。

■ブルーカーボンの現状と課題

[ブルーカーボンの現状]
ブルーカーボン生態系は新しい二酸化炭素吸収源として注目されています。
二酸化炭素吸収率がブルーカーボン生態系の邦画、グリーンカーボン生態系より高いからです。その半面、マングローブ林や海藻藻場など、ブルーカーボン生態系の減少が問題となっています。

[ブルーカーボンの課題]
ブルーカーボン生態系の減少の中でも顕著なものが、マングローブ林の減少です。
過去50年で、世界中のマングローブ林の50%が失われました。現在も毎年2%の割合で失われていると言われています。
原因は森林伐採や沿岸開発です。

森林が破壊されると、それまでその生態系で貯められていた二酸化炭素が排出されます。マングローブが失われることによる排出量は、世界の森林破壊による総排出量の10%になると言われています。

また、ブルーカーボン生態系が森林伐採で減少した際の二酸化炭素排出量は、年間1億5千万から10億2千万トンの可能性があると言われます。海草・氾濫原(河川の氾濫によって流れてきた泥が堆積されてできたもので、部分的に湿地となる)・マングローブの排出量を合わせた排出量は、英国(二酸化炭素排出量で世界9位)の年間化石燃料の二酸化炭素排出量と同様の排出量をもたらすとも言われています。
海洋環境の保全が課題となるでしょう。



ブルーカーボン生態系はグリーンカーボン生態系と比較して、より効果的かつ効率的な炭素吸収源として注目されています。それにもかかわらず、ブルーカーボンはグリーンカーボンと比べて分かっていないことが多い為、温暖化対策に向けての十分な実用化に至っていないという現状もあります。今後、ブルーカーボンが地球温暖化対策に一層活用できるようになるために、ブルーカーボンの研究が進むことが期待されます。



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