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■□□スギ・ヒノキ花粉について
 スギの木花粉(画像)  >> 花粉のあれこれご存知ですか

いまや日本人の4人に1人が発症すると言われている花粉症。今まさに、この時期、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどつらい症状に悩まされている人も多いと思われます。
しかしながら、私たちを苦しめる花粉そのものについては、知らない事が多いのでは、という事で、今回はスギ・ヒノキの花粉についてご紹介してまいります。(林野庁スギ・ヒノキの花粉Q&Aより)


■スギ花粉について

スギは風によって花粉を運ぶ植物であり、風媒花といわれます。このため、風に乗って遠くまで花粉が運ばれます。花粉の飛散時期は、地域により前後しますが、主に2月から4月にかけてです。

スギ花粉の大きさは30μm(1000分の1ミリ)で、形状は円形で先端にパピラと呼ばれる突起があります。また、水を含むと花粉は膨張して外壁が割れ、内容物は分解して放出されます。
顕微鏡でみた花粉

スギ花粉を放出する雄花は、7月頃から形成され始め、11月頃には雄花の中の花粉が成熟します。その後、気温の低下や昼の時間が短くなることにより雄花は休眠状態に入りますが、冬の寒さに一定期間さらされることで覚醒し、花粉の飛散に向けた準備を始めます。

花粉の飛散開始時期は、覚醒した後に暖かい日が続くと早まり、寒い日が続くと遅くなります。


■花粉の多い年と少ない年があるのはなぜ。

これまでの調査研究によると、スギ花粉の生産量は、花粉が形成される前年夏の気象条件と密接な関係があり、日射量が多く、降水量が少ないほど、翌春の花粉生産量が多くなる傾向があることが分かっています。また、スギの雄花生産量が少ない年の翌年は、雄花生産量が増加するという傾向が見られます。このため、これらの関係により、スギ花粉の生産量は多い年と少ない年があります。


■スギ・ヒノキ人工林の面積

スギ人工林の面積は448万haで森林面積2,508万haの18%、ヒノキ人工林の面積は260万haで森林面積の10%を占めています。(平成24年3月31日現在)


■スギを多く植える理由

スギは、我が国固有の樹種で、本州から九州の屋久島まで広く分布しています。根を深く張り、土層が深く肥沃な土地で良く成長します。また、材は軽くて柔らかく、通直(まっすぐ)に育つことから加工が容易なため、建築材、家具材、器具材等幅広い用途に利用できます。

このような有用樹種であるため、スギが森林所有者に好まれて植栽されてきた経緯があります。

一方、昭和40年代後半には、身近な自然の減少や公害の発生など生活環境が悪化する中、森林の持つ国土の保全、自然環境の保全形成等の公益的機能発揮への要請が急速に高まりました。こうした中、森林に対する国民の多様なニーズに応えるため、例えば、スギなど単一の樹種で構成されている人工林に広葉樹等を導入する服層林施業など、多様な森林整備を推進してきています。

また、花粉症による問題が顕在化してきたことから、林野庁では平成3年に少花粉スギの開発に着手し、平成8年には最初の少花粉スギを開発。現在までに、少花粉スギは142品種、無花粉スギも3品種開発されています。



■スギ花粉の飛散量は増えているのでしょうか。

スギが花粉を飛ばし始める年齢、または花粉を飛ばさなくなる年齢については、まだ未解明で不明な部分も多いですが、植えてから10数年たつと雄花ができはじめ、本格的に花粉が生産されるのは、早くて25年、通常は30年程度と言われています。

我が国では、スギは主要な造林樹種の一つとして、昔から広く植えられてきており、現在、わが国の森林面積の約18%に当たるおよそ448万ヘクタールがスギの人工林であり、その多くが、植えられてから30年以上となっています。

特に、戦後、先人たちが一生懸命植えてきたスギの人工林が、徐々に成長して30年を超える林が増えてきたことに伴って、花粉の生産量も増加してきたと推測されますが、雄花の着花量・花粉の生産量は気象条件等により毎年変動するため、花粉飛散量も年によって大きく変動します。


■スギ花粉をなくすために、スギを伐採すればよいのか。

花粉を大量に飛ばすスギ人工林を伐採するこは、花粉発生源対策の一つです。
但し、伐採した後は花粉の少ない苗木を植えるなどして、きちんと森林に戻していかなければ、水害や山地崩壊などの原因にもなりかねませんし、伐った木材は、建築用材などとして有効に利用することも重要です。
急に伐採しても、こうしたことを確保しておくことは難しい面があることから、計画的に伐採を進め、計画的に植林することや、伐った木が有効に利用されるよう、木材の需要を拡大することも必要です。



■林野庁における花粉発生源対策の取り組み

スギ花粉症は、国民の3割が罹患しているとも言われ、社会的・経済的にも大きな影響を及ぼしていることから、政府を挙げて対応すべき重大な課題とされています。このため、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、気象庁、環境省の関係省庁が連携を図りつつ、花粉症の原因の究明、予防及び治療、花粉の発生源に関する対策を進めています。

 林野庁における花粉発生源対策
(ア)花粉を大量に飛散させるスギ人工林の伐採・利用と植替えの促進
(イ)花粉症対策に資する苗木の供給拡大
(ウ)花粉飛散抑制技術の開発

なお、スギ・ヒノキ人工林の伐採と花粉の少ない苗木への植替えを促進していくためには、「伐って、使って、植える」といった森林資源の循環利用を確立し、林業の成長産業化と森林資源の適切な管理を実現していくことが不可欠です。

(※出典「林野庁」)



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